日本人によって温泉開発された北投は今も瓦屋根の温泉宿があるなど、静かなたたずまいを残しています。煙に包まれ、硫黄臭が強いところには「地熱谷」と呼ばれる名所もあります。日本軍が招待所として使用していた建物は北投文化館となっていて、先住民族の文物が四千点収蔵されています。
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