侯孝賢監督の名作「悲城城市」など、多くの映画監督に親しまれてきた九分は、金鉱の街として一世を風靡した所。鉱山としてのピークを過ぎて、急速に寂れていったこの街がここ数年の間に観光の街として見事に生き返りました。階段を登り降りしながら歩くと廃屋を改装して作ったシャレタ喫茶店やおみやげ屋があちらこちらに点在します。
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